世界一周のその後、年齢、期間、費用等を世界一周経験者50人から聞いてみた

前回と前々回の記事で世界一周のメリットとデメリットを書いた。

世界一周のその後は?会社を辞めてまで行く世界一周のデメリット

2017.01.28

世界一周のその後は?会社を辞めてまで行く世界一周のメリット

2017.01.23

今回は、世界一周に興味を持ってる人なら誰もが知りたい情報、「世界一周のその後」「費用」「旅に出た年齢」「旅の期間」等々を実際、世界一周を経験した50人以上の友人達から集めてみた。

 
今回、調査に協力してくれたのは、サラリーマンを辞め世界一周をしている時に、世界各地で出会った友人達だ。

 
職業、年齢、出身地、旅の期間。みんな、それぞれバックグランドはバラバラだったが、世界をこの目で見たいという好奇心から、リスクを取って日本を飛び出した点は皆同じだった。

 
そんな彼らの情報をデータベース化して、分析してみたら面白いんじゃないかと思い、様々な統計を導き出してみたという訳だ。

 
なお、世界一周中に出会った日本人はたくさんいるが、データを取るにあたって今回は以下の条件に当てはまる人だけを対象とした。

 
条件1:自分と1日以上一緒に行動を共にし、かつFacebookを交換した人

データベース化するにあたって、相手の個人情報を知らないと何も出来きないのと、Facebookがあれば、今は連絡取ってない人でも近況がわかるので、このような条件にした。ちなみにFacebookは、世界中のバックパッカーにとって名刺みたいなものなので、日本人でもFacebookアカウントを持ってない人はいなかった。

 
条件2:3ヶ月以上連続で旅をしている人

期間を3ヶ月にしたのは、最低このくらいの期間がないと世界を周るには時間が短すぎるのと、これだけの期間を旅するには会社を辞める、または大学を休学するなど大きなリスクを取って旅をしている人が多く、そのような人たちを抽出の条件にしたかったからだ。

この条件であれば、会社や学校の夏休みで海外旅行をしてる人、転職の合間や就職活動が終わった大学生で旅をしているという人を除外できる。

 

結果、1年半の旅の間に出会った日本人で、条件に当てはまるのは52人となった。

では、条件に当てはまった52人のデータを見ていこう!

 

男女比


男性33人対して、女性が19人。一般的に女性の方が旅に出やすい仕事についている人が多いと言われる。特に看護師などの資格を持っている人は、旅の後も仕事を見つけやすい。

 
そのため、世界一周をしてる元看護師という女性は、日本だけではなく韓国でも多かった。しかし、治安に対する不安や親からの反対で躊躇してしまう人も多いという結果かも知れない。

 
地域別にみると男性の世界一周旅行者はインドや東南アジアで出会う確率が高く、女性はヨーロッパや南米で出会うことが多かった。

 

年齢


全体平均:28.9歳
男:平均28.9歳 最年長 39歳 最年少 21歳
女:平均28.9歳 最年長 36歳 最年少 23歳

これは世界一周中に自分と出会った日本人の当時の年齢で、男女ともに平均年齢が同じ結果となった。

 
特出するべきことは女性の19人のうち6人が30歳で、女性全体の約3割を占めたことだ。女性全体で見ても28歳から30歳までが圧倒的に多い。30歳という節目の歳を目前にして、一大決心をして世界に出る女性が多いのかも知れない。

 
全体的には20代前半が少ない。これは大卒であれば、社会人1年目〜3年目に当たり、3年未満で会社を辞めるのはリスクが高いからだろう。社会人を5年以上続けて、ある程度スキルもお金も蓄えた状態で旅に出る人が多いと言える。

 

職業


時間に余裕のある大学生より、(元)社会人が全体の90パーセントを占める結果となった。5人の大学生はいずれも大学を休学をして旅をしていた。

 
このデータからも世界一周は、ある程度のスキルとお金を蓄えた社会人が、会社を辞めて行うものと言える。

 

旅のスタイル

圧倒的に一人旅が多い。夫婦旅が4人というのは2組の夫婦ということで、カップル旅が1組、女性の2人旅が1組という結果になった。2組の夫婦は共に新婚旅行という名目で世界一周をしていた。

 
また、2人旅の方が1人旅と比べて、費用が10%〜20%程安く済むというデータもある。食費や宿代がシェアできるところが大きな利点だろう。

 

旅の期間


全体平均:11ヶ月
男:平均10.8ヶ月 最長 24ヶ月 最少 3ヶ月
女:平均11.6ヶ月 最長 30ヶ月 最少 3ヶ月

これは男女で差が表れ、女性の方が1ヶ月程長いという結果となった。また半分の人が8ヶ月以内に世界一周を終わらせている。日本に戻って社会復帰するならば、離職期間が少ない方が再就職がしやすいということも旅を急がせている要因の1つだろう。

 

世界一周の費用

全体平均:225万 (男:226万 女:224万)

「150万以下」の旅の平均期間:296日 (約9.7ヶ月)
「150万以上200万以下」の旅の平均期間:300日 (約10ヶ月)
「200万以上250万以下」の旅の平均期間:377日 (約1年)
「250万以上300万以下」の旅の平均期間:473日 (約1年と3.5ヶ月)
「300万以上350万以下」の旅の平均期間:575日 (約1年と7.4ヶ月)
※データ提供者の旅の期間中はほぼ1ドル=120円前後で推移

 
世界一周にかかった費用(バックパックや保険料等の準備費用を含む)は、21人の世界一周経験者からデータを提供してもらった。

 
女性の方が費用が少なかったのは意外な結果となった。費用をかけた人ほど、旅の期間は長い傾向になる。1ドル=120円前後であれば、1年間旅をするのに最低200万はないと厳しいと言えそうだ。

 
世界一周にかかる費用は、その時の外貨の影響や旅をした地域によって大きく変わってくる。1ドル=80円を切った2011年〜12年は、150万以下で1年間の世界一周をした人がたくさんいた。円高の時に旅が出来れば、より少ない費用で旅が可能だ。

世界一周のその後


これは気になる人がもっとも多いはず。結果から言うとほとんどの人が日本で社会復帰している。同じ職場に戻ったという少数派もいたが、ほとんどの人が結果的に転職となっている。

 
海外で職を見つけて移住した人もいる。インドネシア、タイ、ベトナム、シンガポール、カナダとアジアが中心だ。

 

最後に

これは統計データでは表れない部分、自分の肌感覚だが、世界一周をしている人間は、コミニュケーション能力が高く、バイタリティがある人たちばかりだった。多くの人は日本に戻ってきて、旅をする以前より日本社会で活躍している。

 
それでも日本では「サラリーマンを辞めて世界一周」など社会不適合者のような烙印を押されがちだ。世界一周後は多くの友人が元のように日本のサラリーマンに戻って行ったが、データではわからない転職活動での苦労もあっただろう。

 
旅で出会った欧米人に「日本人はなぜ、仕事を辞めて長期旅行に行くんだい?」とよく尋ねられた。3週間から1ヶ月程のバカンスがある彼らは、仕事を辞めなくても海外の様々な場所へ行ける。

 
翻って、社会人であれば、休むことが「甘え」とみなされる日本。世界一周をした友人達のほとんどが仕事が嫌で「サラリーマンを辞めて世界一周」した訳ではない。

 
より多くの世界をこの目でみたい。これを実現するには、サラリーマンを辞めて「自分の時間」を作るしかなかったのだ。

 
「サラリーマンを辞めて世界一周」。

 
生気のない顔で、毎日満員電車に揺られて、土日の休日のみを楽しみにしているサラリーマンより何万倍も人間らしく健全な生き方だと思う。

 
もし、あなたが今の日本での生き方に疑問を持っているのなら、是非広い世界に飛び出して見て欲しい。きっと何か新しいことが見つかると思う。

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