パスポートの残存期間が足りず、ベトナム行き飛行機に搭乗拒否された話

先日、パスポートの残存期間が足りず、香港の空港でベトナム行きの飛行機に乗せてもらえなかったという悲劇が発生。
 

今まで何十回と国境越えやフライトを経験してきたはずなのに、自身の凡ミスによる初めてのフライト拒否。
 

忘備録と反省を兼ねて、ここに詳細を書き記そうと思う。パスポートの有効期限はホントに要チェックや!
 

パスポートの残存期間とは?有効期限との違いは?


パスポートには有効期限なるものが存在し、日本のパスポートの場合、申請時に5年か10年かを選択することが出来る。
 

海外の多くの国が入国時に、ただ単に有効期限内のパスポートがあれば良いわけではなく、「有効期限まで6カ月以上」の日数が必要といった規定を設けている。この有効期限までの日数が「残存期間」と呼ばれるものだ。
 

そして、この「残存期間」がその国の規定に満たないと入国を拒否される場合がある。
 

入国を拒否された場合、搭乗した航空会社が責任を持って出発した国に送り届けなければならないため、事前に航空会社が「入国拒否のリスクがある顧客」に対して搭乗を拒否することがあるのだ。

パスポートの残存期間は必ず複数のサイトをチェック!

出張や旅行で何十回と渡航を経験している自分が、このパスポートの残存期間について知らないわけではなかった。
 

旅行時点で自分のパスポートの残存期間は5ヶ月。
 

今回は香港とベトナムへの旅行を計画していて、香港は事前に「入国時1ヶ月+滞在日数」のパスポートの残存期間が必要なのは知っていたので、規定は満たしている。
 

問題はベトナムだ。ベトナムのパスポートの必要残存期間をGoogleで調べると。。。

一番上に出てきた情報を鵜呑みにして、ベトナム入国のパスポートの必要残存期間を「3ヶ月」だと理解。
 

しかし、2015年にこの規定が「3ヶ月」から「6ヶ月」に変更されており、この変更にベトナム行きのフライトの前日まで気がつかなかった。
 

パスポートの必要残存期間の古い情報を鵜呑みにしてしまったため、今回の事件が発生してしまったのだ。
 

パスポートの残存期間は変更されることも多いので、必ず複数のサイトで最新情報をチェックすることを強くオススメする。

残存期間が足りないまま空港へ行くとどうなるのか?

搭乗拒否を覚悟で空港へ


ベトナム行きのフライトの前日に、残存期間が足りないことに気づいたため、パスポートの変更なども出来るはずもなく、何も対応策がなかった。
 

しかし、調べていくと香港の人々はベトナムに入国するのにビザが必要であることがわかってきた。
 

そのため、香港の空港職員は自国の人々(香港人)のベトナム入国条件を把握していても、第三国(日本人)のベトナム入国条件(ビザ不要だが残存期間要6ヶ月)まで細かいことは把握していないのではないのだろうか?という考えが浮かんできた。
 

何食わぬ顔で、香港空港のチェックインカウンターで手続きを済まし、ベトナムの入国審査で指摘されたら「残存期間って3ヶ月だと思ってました〜。今回だけは見逃して〜」という香港人のいい加減さとベトナム人のユルさに賭けることにしたのだ(←失礼)。
 

とりあえずダメ元で空港へと向かった。
 

空港で強行突破を試みるも・・・

香港航空のチェックインカウンターのお姉さん
お客様。行き先はどちらですか?
 

Johnny
ベトナムのハノイまで
 

香港航空のチェックインカウンターのお姉さん
ベトナムビザはお持ちですか?
 

Johnny
日本人はビザがなくても入国できるんですよ
 

香港航空のチェックインカウンターのお姉さん
しかし、お客様。日本の方はビザがないとベトナム入国には6ヶ月以上のパスポートの残存期間が必要になります
 

Johnny
(ちっ。バレたか。)そうなんですか?でもベトナムの人達ってユルそうだから、そんなこと気にしないと思いますよ
 

香港航空のチェックインカウンターのお姉さん
しかし、これは規則ですので、6ヶ月に満たない場合はご搭乗できません
 

さすがはプロ。日本人でもパスポートの残存期間が6ヶ月以上必要なことを知っていた。
 

チェックインカウンターに行く前にオンラインチェックインも試みたが、パスポートをかざしてもエラーが出てしまったところを見ると各国の入国条件はキチンとデータベースで管理されていると見ていいだろう。
 

結局、今回は泣く泣くベトナム行きは諦めなければならなかった。

もし旅行前にパスポートの残存期間が足りないことに気付いたら


もし旅行前にパスポートの残存期間が足りないことに気付いたら、どうすれば良いのだろうか? 

以下に、3つの対応策をあげてみた。

その1. パスポートの更新

フライトの日時まで時間があるならパスポートを更新してしまえば問題ない。パスポートの申請から受取までの日数は、窓口によって異なるので最寄りの窓口で確認しよう。

都道府県別パスポート申請先
 

ただし、パスポートを更新した場合、パスポート番号が変更になる。そのため、アメリカに入国に必要なESTAを申請済みの場合は、再申請が必要になる。

ESTA(エスタ)認証の更新について

その2. ビザを取得することで入国できるか確認

今回、搭乗拒否された渡航先はベトナムだったが、実はパスポートの残存期間が6ヶ月に満たなくても渡航できる方法がある。
 

それはベトナムの空港でアライバルビザを取得してしまうことだ。アライバルビザであれば、必要なパスポートの残存期間は「ビザの期限+1ヵ月」だけで済む。

※ベトナムの場合は、渡航前にインビテーションレター(招聘状)の取得が必要。詳細は下記を参照。
ベトナムのアライバルビザについて

ベトナムようにビザを取得することで、必要なパスポートの残存期間が変わる場合があるので、渡航先の国のビザ条件を調べてみる価値はある。

その3. あきらめる

パスポートの更新の時間もビザによる入国もできない場合は、残念ながらあきらめるしかない。しかし、海外旅行のキャンセルは金銭的にも精神的にもダメージが大きい。
 

以下の点を確認して、少しでも損失を減せないか試してみよう。

・航空券によっては返金できるかどうか?
・海外旅行保険が適用できるかどうか?

最後に

今回は気ままな一人旅で、かつ近場のアジアだったから良かったものの、これが家族旅行や大事な商談、行き先が遠くの欧州などであったら金銭的にも精神的にも大きなダメージだっただろう。(特に日本人にとって海外旅行ができる長期休みは貴重だ)
 

パスポートの有効期限の重要さを学ぶための高い授業料になったが、それでも3万円の出費は少々痛かった。

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