会社に行きたくない!パワハラ、長時間残業でうつ病に。そして休職へ…

過去編シリーズ第4弾。今回は社会人になってからの事を語ろう。

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過去編 第2弾 引きこもりニートから大学受験へ

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3浪私立文系でも就活で大手企業に内定した話

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頑張る姿を見せれば評価される日本の文化のおかげで出世コースへ

引きこもりニートから大学受験。そして就職活動。現役生から3年遅れたが、なんとか就職が決まり翌年の春に無事に入社式を迎えた。
 

この3年間の遅れを取り戻すため、入社してからはがむしゃらに働いた。
 

新卒で配属された部署は、会社の製品の料金の設定・企画や回収をする部署だった。朝は一番最初に出社し、帰りは一番最後に退社する。新卒1年目からこのような生活を続けていた。
 

海外のビジネスの場ではありえないが、日本の会社は例え結果が出なくても、このような頑張っている姿を評価する傾向がある。「苦労こそ美徳」と考える文化なので、頭を使って効率良く短時間で出した結果は、評価されづらい。 

日本の文化の中では「苦労すること」が「目的」になっているのだ。
 

そんな日本の「苦労こそ美徳」文化に支えられ、大きな成果はあまり出していなかったが、自分への周りの評価は高かった。
 

そして、4年目に同期の中で1番最初に昇格し、さらに会社の出世コースとされる経営企画部に異動することができたのだ。

会社に行きたくない!上司からのパワハラと長時間残業。そしてうつ病へ。。。


この経営企画部は20代後半から30代前半の若手メンバー中心で構成され、社内の幹部候補生が集められた部署だった。自分も当初はこの部署に配属されたことを誇りに思っていた。
 

しかし、ここの部署を引っ張る部長が曲者だった。
 

「苦労は買ってでもしろ」が口癖で、長時間残業、休日出勤は当たり前。会議も夜の9時から始まり、だらだらと無意味に朝の3時まで行われることも頻繁にあった。
 

深夜帰宅のためのタクシー代は部署全体で月100万円越え。子供が生まれた先輩は出産にも立ち会えず、何年間も子供の寝顔しか見ていない生活。毎日フロアーに鳴り響く、怒声、罵声、恫喝。
 

このような環境の中、次第に精神のバランスが崩れていく。
 

夜寝る時は、このまま朝が来なければいいのにと願い、通勤時は死地に向かう兵士のような気持ちだった。
 

通勤時に駅の線路を見ては、この線路に飛び込めば、どんなに楽になるだろうと毎日毎日考えるようにもなっていた。
 

そして配属から1年が過ぎたある日、ついに布団から起きあがることが出来なくなる。
 

うつ病だった。

休職中に寝たきりで迎えた30歳


うつ病と診断され休職になり、会社に行かず毎日布団の中で寝て過ごす日々が続いた。
 

そんなある日、上司に会社近くのカフェに呼び出しを受ける。
 

何を言われたかよく覚えてないが「みんながこんなに頑張っている時にお前はなんだ!」。そんなことを一方的に言われたと思う。
 

そして休職してから、数週間後に30歳の誕生日を布団の中で迎える。0時きっかりに母親から30歳の節目となるお祝いメールが届いた。
 

当時、自分は都内で一人暮らしをしていたので、母親は自分が鬱病になり寝込んでいることを知らなかった。
 

自分が情けなかった。
 

田舎から東京に出て、一人で頑張っていると思っている息子が、こんなことになっているなんて露ほども思っていなかっただろう。
 

もちろん友人にも話すことは出来なかった。今でも家族も友人も自分がうつ病で休職していたことを知らない。
 

うつ病で休職なんてカッコ悪くて言えない。当時はそう思っていた。
 

いや、正確には今でも周囲の人には言えない。
 

それほどまでに、日本の「苦労こそ美徳」という価値観に反する様な、「うつ病」という病気に対する理解は、まだまだ低いと思うからだ。

日本の劣悪な労働環境は無能な管理職のせい?


上司からのパワハラ×長時間残業=日本の職場。
 

そう言い切ってもいいほど、日本の職場ではパワハラと長時間残業が常態化されている。
 

パワハラは日本人の年長者に対する従順な性格と「転職=悪」という労働力の非流動性に漬け込んだ姑息な手段だ。
 

この様な日本の管理職は、自分達が日本の労働生産性を落としているのにまったく気づいていない。
 

彼らの言い分はこうだ。「オレの若い時は、これが普通だった」「今の若いやつらは貧弱だ」「苦労は買ってでもしろ」
 

そもそも今の日本は、彼らの若かった時の日本とはだいぶ様子が違う。
 

少子高齢化社会。低成長の経済。上がらない賃金。広がる格差。
 

このような環境の中で、今の若い人は中々将来を描いにくい。
 

「気合だ!気合だ!」という様な、日本人が大好きな精神論も完全に時代にフィットしないものになっている。
 

空気は読めても、時代は読めていないのが今の日本の無能な管理職達だ。
 

何も考えていない思考停止している状態とも言える。
 

日本のオジサン達の「オレの若い時は〜」と言ったノスタルジーは、1人でTwitterにでもつぶやいているべきなのだ。

無能な管理職を作り出す日本の雇用体系


これらの日本の無能な管理職はなぜ生み出されるのだろうか?
 

それは日本の雇用体系にある。
 

未だに日本は応募条件に「転職回数3回まで」等の転職制限や「40歳まで」等の年齢制限を平気で盛り込んでいる企業が多い。
 

これらには、3つの大きな問題点がある。
 

1つはこの様な労働市場では、労働者は1つの会社にしがみ付くしかなくなってしまうこと。
 

2つめは1つの会社にしがみ付くしかない労働環境では、そこで働く人は実力ではなく、いかに長く在籍しているかという勤続年数が評価されやすい。
 

そして、3つめは上記に関連して、上司というポジションが絶対的なものになりやすいことだ。
 

勤続年数で評価されがちな日本の職場は、必ずしも優秀な人間が上司になるとは限らない。さらに、転職がしづらい日本の労働市場では、部下は上司のご機嫌取りに終始しやすく、意見が言いづらい環境にある。
 

その様な環境で、無能な人間が上司というボジションについた場合、パワハラや長時間残業、ひいてはブラック企業を生み出す原因となるのだ。
 

海外では、仕事の割り振りや部下のモチベーションをあげること、それらを含めて管理職の仕事となる。
 

「頑張っている人は長時間残業を厭わない」ではなく「長時間残業は管理職が無能なゆえに起こる」という考え方だ
 

残念ながら日本の管理職達はそれら意識に欠けてるものが多い。
 

無能な人間が出世できるシステムだから、論理的な思考を持たず、パワハラの様な精神論に終始する様な管理職が蔓延する。
 

「日本人は出世する程、無能になる」という言われる所以なのだ。

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最後に

Wikipediaの英語版でパワハラは以下のように記載されていた。

Although the phenomenon power harassment is not uniquely Japanese, since it has occurred in many environments, the term is a Japanese coinage.

パワーハラスメントは日本固有のものではないけれど、(日本の)多くの職場で見られるため、日本で作られた造語(和製英語)である。
 

海外でも日本の職場でパワハラが頻繁に起こってることが認識されてるのだ。
 

日本人は小さい頃から「苦しんで耐え抜くことが美徳」「周りと同じように振舞え」というのをこれでもかと言うくらい刷り込まされる。
 

しかし、うつ病発症を契機にこのような日本の価値観に疑問を持ち始めるようになった。
 

そして、自分は「苦しんで耐え抜くこと」から逃げ「周りと同じようにと振舞う」ことを辞めた。
 

うつ病発症から1年後、日本を去ることを決めたのだ。

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