就活生は注意せよ!人事にSNSは見られている!


先日、世界を旅している時に出会った、あるバックパッカーAさんがこんなことをTwitter上でつぶやいていた。

Aさん
日本人男性はモテない。日本人女性はモテるけど、一番はやっぱり白人女性。
 

それに対して、自分は・・・

Johnny
日本人男子そもそも、白人女性が一番だと思っている人は少ないですよ。
 

こんなコメントを返すと、2人のやりとりにいきなり見知らぬ女性が会話に割り込んできた。
 

Johnny
なんだコイツは!?
 

その後も「コイツうざい」など、見知らぬ女性に暴言を吐かれるJohnny。

ネット上でも現実でも常人には、到底理解できない人はいるもの。こういうのは相手にしない方が得策である。
 

 

しかし、何気なく彼女のTwitterのプロフィール欄を開くと衝撃の事実がそこにはあった。

・○○大学文学部
・バスケサークル○○所属
・○○女子高 ○○年卒業

なんと、この女性、初対面の人にもわかりやすい様、ご丁寧に自身の顔写真から名前、詳細なプロフィールまで記入してくれていたのだ。
 

プロフィールを見ると彼女は、ある有名私立大学の現役女子大生。
 

彼女のツイートをざっと見てみると、自分以外の誰かのツイートにも汚い言葉で罵ったり、品のないつぶやきが多く散見された。
 

そして、一番驚くべきことは、なんと彼女は就職活動中の学生なのだ。
 

自由な校風で知られるこの大学の教育を履き違えてしまったのか。はたまた、昨今、就活で謳われる「個性」や「尖った人材」を表現しているのか。
 

意図はわかりかねるが、このような誰もが閲覧できるSNSで、品位に欠ける表現は就活生にとって大きなリスクになる。
 

それは何故か?
 

理由は多くの企業の人事採用担当者が就活生のSNSをチェックしているからだ。
 

では何故、人事採用担当者は就活生のSNSをわざわざチェックする必要があるのだろうか?
 

そこには就活生の素を見るためだけでなく、もっと合理的な理由があった。
 

今回は、そんな「就活生のSNS利用のリスク」と個人ブログだからこそ書ける、「企業の人事採用担当者のホンネ」について書いてみようと思う。

社員のSNSの利用は企業にとってリスク!だから就活生も・・・


最近、あるメガバンクの支店で、行員が口座開設に訪れた外国人に対して差別的な発言をしたとして、Twiiter上で炎上。この銀行のTwiiterアカウントがツイートを全件削除するという事態まで追い込まれた。
 

その他にもコンビニのアイスケースに入った従業員が、その写真をSNSで拡散、炎上し企業が謝罪する等、SNS関連で企業の評判やブランドを失墜させる事例は、枚挙にいとまがない。
 

これらを見てわかるように、社員のSNS利用は企業にとって大きなリスクになるのだ。
 

企業から見れば、社員のSNS利用を制限したいのが本音だが、プライベートな部分も含まれるため実現は難しい。企業側からすれば、常にいつ爆発するかわからない発弾を抱えているようなものだ。
 

そのため、多くの企業は多額の費用をかけて入社時はもとより、定期的にSNSの利用方法を含めたネットリテラシーに関する研修を実施している。(本来は社会人になってからではなく、10代のうちに徹底的な早期教育が必要だと思うが。)
 

自分が新卒で入社した企業も入社時だけでなく、全社員必須でオンライン(e-learning)でのネットリテラシーに関する研修からテストまでを定期的に実施していた。
 

これは何も日本だけでなく、自分が働いたことのあるシンガポールや香港の企業でも同様だった。
 

それくらい、どこの企業も社員のSNS利用には神経を尖らせている。
 

このことはサラリーマンだけでなく、学生も同様で、その些細な投稿が、その学校やOBが築きあげてきたイメージやブランドを一瞬にして失墜させることもある。
 

SNS投稿の炎上と言えば、起業家のホリエモン氏やブローガーのはあちゅう氏が有名だ。
 

彼らの歯に衣着せぬ物言いや昨今の個性の表現を叫ぶ風潮から、SNS上で個性を出して、主張するのが「カッコイイ」と思う学生もいるだろう。
 

しかし、彼らは炎上しても、自分たちの力で社会にインパクトと付加価値を提供できる存在であり、会社の看板を背負っているサラリーマンはもちろん、大学の看板を背負っている学生も安易に真似をして良い行為ではない
 

しかし、現実にはそのことに気づかず、実名や大学名を公表して、きわどい発言をするネットリテラシーが低い学生も確かに存在する。
 

そのようなネットリテラシーは面接では見えてこないものだ。
 

そのため、多くの人事採用担当者が、SNSによる自社のブランド低下や損失といったリスクの回避のため、就活生のSNSアカウントをチェックしているのだ。

就活生のSNSをどの様にチェックしている?人事採用担当者のホンネ

では、そんな新卒の人事採用担当者たちは、学生のSNSについてどのように思っているのだろうか?
 

つい先日、タイミング良く大学の同級生で、とある大手で新卒採用を担当している友人Aが香港に遊びに来てくれた。
 

そこで、彼の後輩でもあり、こちらも人事を担当している香港駐在員のBと共に食事に行き、就活生のSNS利用について本音を聞いてみることにした。

友人A
Johnnyの大学の同級生。
起業家を多く輩出することで有名なとある企業で新卒採用を担当。
友人B
友人Aの高校の後輩。
日本の商社の香港駐在員。主に中途採用を担当。
※以下は個人の見解であり、企業を代表するものではありません。
Johnny
採用担当の人事ってやっぱり応募者のSNSを調べたりするの?
友人A
会社として就活生のSNSを見るという方針はなくって、各採用担当者に委ねられている感じかな。
友人B
中途に限って言えば、前職での実績があるのでSNSまでチェックすることはあまりないですね。
 
Johnny
じゃあ、Aはやっぱり就活生のSNSは見る?
友人A
見ちゃうよね(笑)うちは採用担当者が何人かいて、それぞれ採用したい人を経営層に推薦できるんだけど・・・やっぱり、その就活生が採用後に問題を起こしたら、推薦した自分の責任になっちゃうからさ。
友人B
中途採用と違って、新卒は差別化が難しいですもんね。
 
Johnny
どんな風に就活生のSNSを検索するの?
友人A
応募者全員をチェックするんじゃなくて、最終面接までに残った学生のみだね。Googleで大学名と学生の名前を入れてみるとか、Facebookかな。採用するか迷う学生はTwitterもやる。
友人B
さすがにInstagramで個人を特定するのは難しいですよね。
 
Johnny
実際に採用しようと思った学生のSNSを発見して、落としたことはある?
友人A
あるある。今年もいたよ。運動部で実績を残していたけど、偶然発見したTwitterでかなり品のないことを発信していたから・・・
友人B
問題なのは、その発言自体よりも、実名でSNSをやっているのに、自身の発言に対する責任感と想像力のなさですよね。そういう人は仕事もできないのが多い。
 
友人A
結局さ、就活の採用基準って「適当」なんだよね。
Johnny
うわ。それ学生の前では言っちゃいけないヤツ(笑)
友人A
「適当」って言ったら語弊があるけど、学生時代にやってきたことより、その人自身の人となりとか振る舞いとか・・・言語化が難しいところが重要なんだよな。
友人B
要は「一緒に働きたいかどうか」ですよね?
友人A
そうそう!
 
Johnny
なるほど。
友人A
そう言う意味では、SNSで品のないことをする学生って最終面接まで上がってくることは少ない。
友人B
なんとなくですが、長年この仕事をしているとわかってくるもんですよ。
 
友人A
そう。それでも最近は社員のSNSがらみで企業が損失を被ることが増えたでしょ。だから、リスク管理という意味で就活生のSNSのチェックは必要だと思うよ。
友人B
最近は、うちの会社も従業員に対して、SNSの利用に関しての研修に多額の費用をかけたりと大変ですよ。
Johnny
その辺の教育は、本来、高校や大学といったところが責任を持って行うべきだと思うけどね。
 

最後に

「SNSくらい自由に書かせろや!」「人のSNSを勝手に見るなんて気持ち悪い」
 

そう思う大学生も数多くいるだろう。
 

しかし、人事採用担当者もSNSによる自社のブランド低下や損失といったリスクをミニマイズしなければいけない責務がある。
 

SNSによる自社のブランド低下や損失。企業、特に人事の仕事をしている人にとっては、ここ数年で新たに発生した頭の痛い問題なのだ。
 

本来ならば、学校教育の場でSNS利用に関するネットリテラシーの向上を早期で実施するべきだろう。(そのようなSNS教育の取り組みを実施し始めたところも徐々に出始めている。)
 

だが言いたいことも言えない世の中もつらい。
 

ちょっとキワドイことを言いたい時や世の中に物申したい時(もちろん常識の範囲内で!)は、偽名でアカウントを別で作成したり、公開範囲を限定したりとやり方はいくらでもあるはずだ。
 

まずは「実名でこんな発言をしたら、自分以外の誰かに迷惑がかかるだろうか?」
 

そんな想像力を養うことから始めてみると良いかもしれない。


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