中欧おすすめ観光ルート(ハンガリー・チェコ・ポーランド)はこれだ!〜9日間で行くモデルコース〜


前回はスカイスキャナーの使い方について記事を書いた。

スカイスキャナーで格安航空券をGetして旅に出よう!

2017年4月2日

今回は、そのスカイスキャナーを使って旅の計画を練ってみることにしよう。

 
今回の旅先は中欧。イタリアやフランスと言った西欧諸国に比べると日本人には馴染みのない感は否めないが、どこの国も個性があって、忙しい日常から逃避するにはぴったりな素敵な国々だ。

 

そもそも中欧ってどこ?

 
そもそも中欧とはどの辺の地域を指すのか?

 
中欧という定義は様々あるが、一般的には以下の部分を中欧と呼んでいるそうだ。

 
地図に該当する国をあげると以下の国々になる。

 
オーストリア
スイス
スロバキア
スロベニア
チェコ
ドイツ
ハンガリー
ポーランド
リヒテンシュタイン

 
今回はこの中から日本の忙しいサラリーマンでも行ける9日(5日間の長期休暇+前後の土日)という期間と航空券値段も加味して最適なルートを組みたいと思う。

 
(有給5日間も取れないよって人はゴメンなさい。そっとブラウザを閉じてください。あ、「俺はファーストクラスしか乗らないよ」っていうセレブも)

 
【忙しいサラリーマンのために、ゆとりがあってお財布にも優しい設定条件】
期間:9日間
予算:航空券往復10万円以内
移動時間:片道15時間以内

中欧どうやって行く?

ドイツを除く中欧諸国は、日本からの直行便がポーランドのワルシャワくらいしかなく、非常にアクセスしにくい場所でもある。

 
ドイツは日本からのアクセスが便利だが、見所が多く9日という期間を考えるとドイツだけで終わってしまう。

 
9日間という期間で効率的に中欧を周るとなると入出国の国を別々にした方が良いだろう。

 
さっそくスカイスキャナーでどの国のチケットが安いかチェックしてみよう。

 
「片道」の航空券を選択して「出発地」を入力。「目的地」は空欄で、「出発日」は決まっていれば入力。

 
中欧の国(ドイツを除く)のチケットの値段を見てみると・・・

 
各ルートの詳細を調べるとロシアの航空会社、アエロフロートでモスクワ乗り換えが一番リーズナブルになるケースが多い。

 
片道5万円以下で行け、乗り継ぎ時間を含め15時間程度で行ける都市は以下の通りとわかった。
※季節によって条件は変動する。

・ウィーン・オーストリア
・ブダベスト・ハンガリー
・ワルシャワ・ポーランド
・プラハ・チェコ

 
これらの都市から入出国する国として2つ選び、最適なルートを組んでいこう。

中欧観光おすすめ3都市

日本からのアクセスの良さと航空券がリーズナブルな都市がわかったなら、どこを訪れるのが良いのか?

 
初めて中欧を観光するなら、以下の3つの都市が断然おすすめだ。

中欧観光おすすめ都市1 ブダベスト・ハンガリー

ハンガリーの首都、ブダベスト。王宮の丘から見る夜景は「ドナウの真珠」とも言われるだけあって欧州随一。

 
また、ハンガリーには温泉文化があり、ブダベスト市内にも幾つかの温泉施設がある。人気の観光地でもあり、是非ハンガリーの温泉を体験して日本の温泉文化との違いを体験して欲しい。(ちなみに水着着用)。食ではフォアグラが名産品で、安く食べられるレストランが数多くある。

中欧観光おすすめ都市2 クラクフ・ポーランド

クラクフはポーランドの古都と呼ばれている歴史ある町並みが印象的なところだ。観光がメインとなる旧市街自体は、非常にコンパクトで1日あれば十分。

 
実はこのクラクフ、かの有名なアウシュヴィッツ収容所から近くバスで1時間半で行けてしまうのだ。ヨーロッパの歴史を語る上で外せない場所なので是非、訪れることをオススメする。

中欧観光おすすめ都市3 プラハ・チェコ

「千年の都プラハ」「東欧のパリ」と、さまざまな言葉で形容されるチェコの首都プラハ。街を歩いているだけで中世にタイムスリップしたような感覚になる。

 
特にプラハ城は丸1日かけて周る価値があるくらい見所が多い。夜はカレル橋から見上げるライトアップされたプラハ城も必見。

中欧おすすめ観光ルート

上記の3都市とフライトのスケジュールと値段を加味すると以下の観光ルートがおすすめになる。

事前にインターネット等で予約しておいた方が良いもの

・各都市間の列車チケット

ブダベスト→クラクフ間
http://www.raileurope-japan.com

クラクフ→プラハ間
http://czech-transport.com/transport-service

・アウシュヴィッツ収容所施設見学の予約
http://auschwitz.org/en/

 
中欧9日間おすすめ観光ルート
1日目
・日本→ブダベスト移動
・ハンガリーフォリントに両替

2日目
・ブダベスト市内観光
・寝台列車にてクラクフへ移動
(3日目にオレンジウェイズなどのバスを利用しての移動も可・所要約7時間)

3日目
・クラクフ観光
・ポーランド・ズウォティに両替
・翌日のアウシュヴィッツ収容所行きの列車またはバスを現地にて予約

4日目
・クラコフ→アウシュヴィッツ収容所(所要約1.5時間)
・アウシュヴィッツ収容所見学
・アウシュヴィッツ収容所→クラコフ(所要約1.5時間)

5日目
・クラコフ→プラハ列車またはバス移動(所要約6~7時間)
・チェコ・コルナに両替

6日目
・プラハ市内観光

7日目
・プラハ市内観光

8日目プラハ
・プラハ→日本移動

9日目
・日本到着

 

治安は大丈夫?その他注意点

治安

上記3都市は比較的治安はいいと言えるが、観光客が多い都市でもあるので、スリや詐欺などには十分注意しよう。実際、自分の友人もブダベストやプラハで財布をすられている。

 
自分自身もプラハのATMでお金を下ろした後、後ろに並んでいた男に「君の1,000コルナをこの500コルナ2枚と交換してくれ」と言われ、快諾したらその500コルナ2枚がベラルーシの通貨だったことがある。(ベラルーシの1,000ルーブルは日本円で約5円の価値。。。)

両替

この3都市があるチェコ・ポーランド・ハンガリーはそれぞれ独自の通貨を使っており、ユーロが流通通貨ではない。両替は日本でするより現地でした方がレートが良いが、再両替が困難なため、余らせないようにしよう。また、日本同様クレジットカードも使えるところが多い。

国境

この3カ国は、域内なら自由に移動できる「シェンゲン協定」加盟国のため、出入国審査が原則としてない。そのため、列車やバスの移動中に気づいていたら隣の国に入国していたなんてこともある。

列車に乗る時の注意点

ブダベストとプラハの地下鉄は、切符に日時の刻印と切れ目が入っていないと罰金を取られるシステムになっている。列車の入り口にあるマシーンにチケットを通せば、日時の刻印と切れ目が入る。しかし、機械自体が目立たないところにあるため、切符を買って安心してしまい、罰金を取られている旅行者が後を絶たない。

 
旅行者の無知を漬け込んで、わざと罰金を狙っているんではないかというくらい、わかりずらい機械とシステムになっている。

 
自分の友人も何人もが、このブダベストとプラハの地下鉄のシステムの餌食になっている。ちなみに自分はイタリアの列車で罰金を払いました。みなさんも気をつけて欲しい。

最後に

今回は中欧の3都市を紹介したが、おすすめの周遊ルートはこれだけではない。

 
もう少し時間があったらオーストリアのウィーンを加えてもいいし、ブダベストから南下してクロアチアやスロベニアを周るのもアリだ。

 
スカイスキャナーで自分にあった航空券を見つけて、自分の好みのルートを組んでみて欲しい。

 
それでは良い旅を!


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