日本人女性は海外で世界一モテるという勘違いとその理由

「日本人女性は世界一モテる」

「日本人女性は海外では大人気」

 
日本人なら誰もが聞いたことのあるこのセリフ。

日本の様々なメディアが、このようなことを言っているのを一度は耳にしたことがあるだろう。

 
Googleで検索すると「日本人女性の海外でのモテぶり」に関する様々な情報が出てくる。


ネガティブな情報もあるが、8割方は「日本人女性は海外でモテる」ということを肯定したものばかりだ。

 
しかし、これは本当なのだろうか?

 
今回は日本の女性をすべて敵に回す覚悟で、「日本人女性は海外でモテる」ということについて考察したいと思う。

アジア人以外の外国人には日中韓台の女子の区別がつかない

 
以前、仲の良い友人グループ7人で飲んだ時の話。
 
メンバーは日本人の自分以外、以下の通りだった。
中国(♂)、韓国(♂)、香港(♂)、台湾(♀)、タイ(♀)、ニュージランド(♂)

 
この時、お酒を飲みながら話題になったのが「アジア人女子の中で、どこの国の女の子が一番カワイイか?」というものだ。

 
「総務部の◯◯ちゃんがカワイイ」など、日本のサラリーマンも新橋の飲み屋などでよく話題にするであろうこのテーマ。どこの国の男もお酒の席ではノリは同じものなのだ。

 
総じて日本人女子の評価は高かったが、最後にニュージランド出身(白人)の友人がこんなことを言いだした。

 
「オレには、アジア人女子はみんな同じに見える」

 
この一言が「日本人女性は海外でモテる」がいかに「勘違い」だったかを的確に表していると思う。

 
アジア人、特に東アジアの人同士は、外見上が似ていてもお互いの些細な振る舞いやファッションの違いで、出身国を識別できる。

 
しかし、その他の地域に住む人々は、日本のアニメが大好きなオタクな外国人など以外は、日中韓台の人を識別することはできないのだ。

 
我々から見て、東欧のバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の人達を識別しろと言っているようなものである。

 
日本人が「エストニアの女の子はカワイイけど、ラトビアはちょっと。。。」なんていう会話、絶対しないのと同じことだ。

 
日本人が思っている以上に、海外では日中韓台を一緒くたにしている。前に中国人の同僚と英語で雑談をしていたら、ドイツ人の同僚が大真面目にこんなことを言ってきた。

 
「あれ、中国と日本って同じ言葉(言語)を使うんじゃないの?」

 
それくらいアジア人以外の外国人には、東アジアはどこも同じと思われているのだ。

「日本人女性は海外でモテる」と言っているのは日本人だけ?

「日本人女性は海外でモテる」を試しに英語でググって見よう。

 
“Japanese woman popular”(日本人 女性 モテる)とか “Japanese woman hot”(日本人 女性 イケてる)とかで検索すると2~3つくらい関連記事が出てくる。

 
上記画像は”Japanese woman popular” と検索したときのものだ。それに関する記事が3つ程ヒットした。

 
しかし、この3つの記事のうち、2つはなんと著者が日本人だった。残念ながら英語圏ではピンポイントに国を名指しで「”日本人”女性はモテる」という認識はないようだ。

 
しかし、日本人女性のみなさんは、これでがっかりしないで欲しい。

 
中国のNo1検索サイト百度(バイドゥ)ではこんな結果がでた。

 
とにかく、「日本人女子ってカワイイよな(二次元含む)」のオンパレード。

 
これらのことから、「日本人女性は海外でモテる」という公式は成立しないが、以下の公式は成立することはできそうだ。

・アジア人女性はモテる
・アジア人男性から日本人女子はモテる

 

「日本人女性は海外でモテる」という勘違いが生まれた理由


日本人女子の中には、世界一と言わないまでも「日本人女性はモテる」と本気で思っているコがたまにいる。

 
特に欧米の白人にチヤホヤされて、「日本人男子はダメだ」とか「もう日本人男子には戻れない」とか言っちゃうタイプだ。

 
「あ〜こういう日本人女子いるいる。」と思った人も多いだろう。

 
では日本人男性の諸君が「日本人女性は海外でモテる」とのたまう勘違い日本人女子に出会ったら、どう反応すれば良いのだろうか?

 
高校時代の友人たちと集まったときの話だ。その中に旅好きなバックパッカーで頻繁に海外に行く女友達がいた。

その子が得意げに「日本人女性は世界一モテるんだよね〜」と言っていたので、それは間違いだと理路整然と説明したことがある。

 
しかし、彼女はそれを聞いて「もういい!(怒)」と怒ってしまい、しばらく口を聞いてくれなかった。

 
日本人、外国人に関わらず女性はお姫様扱いされるのが好きだ。この辺の心理を日本人以外の男性(欧米人やアラブ人、ラテンアメリカの人々は言わずもがな、お隣の中国や韓国人男性も)は良くわかっていて、どのように振る舞えば女性が喜ぶかを心得ている。

 
しかし、日本人男性は文化として、女性を喜ばせるたり持ち上げたりすることがあまりない。

長年、男尊女卑とまでは言わないまでも男性優位な社会であったからだ。「女は黙って男についてくればいい」。このような価値観は未だに根強く残っている。

 
このような日本文化で育った日本人女性が、海外に出るようになり、日本人男性とは違う海外の男性の振る舞いを見て「日本人女性は海外でモテる」と思うのも無理はないことだ。

 
長年の日本人男性に対する鬱憤のようなものが積もりに積もった結果だとも言える。

 
「日本人女性は海外でモテる」はただの「勘違い」ではなく、日本人女性にそう思わせてしまった日本人男性にも大きな責任があるのだ。

 
日本人女性が「日本人女性は海外でモテる」という幻想に走ることなく、「日本の男性が世界で一番エスコートが上手い」と思わせるくらいの器量が、日本人男性には求められている時代なのかもしれない。

最後に


ここ数年、アジアだけでも多くの女性が国のトップになっている。

・台湾の蔡英文(さい・えいぶん)総裁
・香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官
・韓国の朴槿恵(パク・クネ)元大統領
・タイのインラック元首相

 
翻って日本は、最高裁が夫婦別姓を許容しないとまで言ってしまう始末で、未だに中世のような男性優位な社会だ。

 
まったく世界の潮流を読めてない日本の男性優位な社会を日本人女性が幻滅し、海外の男性に目を向けて「日本人女性は海外でモテる」と思ってしまう。

これを見て日本のメディアが本質を見誤り「日本人女性は世界一モテる」とさらに煽る。

 
これが今の日本だ。

 
自分自身も外国人女性と何人かお付き合いをした経験があるが、「女は男に黙って付いてこい」という態度では、本当に誰もついて来ない。

ついて来ないどころか殴られてもおかしくない。世界がフラット化するにつれて、世界の人々の恋愛観や男女観というのもフラット化しているのだ。

 
日本の社会を牛耳る男性達も外国人女性と恋愛して、最新の世界の恋愛観、男女観というのを学ぶことが、今の日本に必要な課題かもしれない。

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